沖縄の【ナブラ打ち】はヘビーショットを使え!

タックル

こんにちは。筆者は沖縄南部でルアーフィッシングを楽しむルアーマンです。
今回は、今現在(8月下旬)沖縄本島の各地で発生しているナブラに対する有効なルアーを一つ紹介します。
この記事を読めば、なぜそのルアーが有効なのかが分かり、ナブラに対する知識も向上します。
また、沖縄南部のナブラポイントも紹介しますので最後まで見いていって下さい。

前提として(ナブラ)とは一体なんでしょう?
ナブラとは、小魚の群れが大型魚の捕食から逃げるために海面まで飛び出したり、表層付近を逃げ惑う様子を言います。海面が小魚の群れによって黒い塊に見え、それが小さな波しぶきを上げているような状態です。ナブラが湧くとも表現されるようです。
そのすぐ下には捕食するため活性が高まった大型魚が小魚の群れを追うように回遊しており、捕食のタイミングを伺っています。
この大型魚を釣るためにナブラに向かってルアーを投げ、打ち込んでいく釣法が(ナブラ打ち)(ナブラ撃ち)と呼ばれています。

沖縄でのナブラ

沖縄でナブラを発生させている小魚は主にミジュン(イワシの仲間)やガジュン(メアジ)と言われています。いずれにしてもサイズは10cm前後です。
これらを捕食している釣りの対象魚がロウニンアジ(GT)オニヒラアジなどの大型魚になります。

現在なら朝5時半から7時の間あたりで沖の方から浅場や漁港などにナブラが近づいてきて、陸からルアーが届く範囲まで入り込んできたらナブラ打ちが始まります。この時期になると沖縄のルアーマンはこぞってポイントに集まり、大型魚を狙うのです。
近づいてきたナブラは数分で消える事が多いので、この短い間でどのルアーに反応を示すのかを導き出すのは至難の技。ナブラ打ちでは何も釣れずに終わってしまうことも珍しくありません。

いろんなパターン

ナブラ打ちではどのルアーを投げ込めば大型魚が反応してくれるのかを導き出すことが釣果への鍵となります。
そこでナブラの発生源である小魚の魚種やサイズ、泳ぎ方など様々な要素を克服しなければなりません。発生源が、体長数cmのシラスなどのマイクロベイトパターンもあれば、20cmほどのボラ等のパターンもあります。
マッチザベイトと呼ばれる、捕食されている小魚にサイズや色などを合わせたルアーを投げ込む方法を選択するのか、そうではなくあえて小魚とはサイズも色も異なるルアーを使うのか、ルアーマンは手持ちのルアーからその日の正解を導くのです。

ヘビーショット

以上の事柄を踏まえつつ、筆者は沖縄ナブラ打ちでの一つの正解を導き出しました。それがハードコアから発売されている【ヘビーショット】というルアーです。
ヘビーショットはシンキングペンシルにカテゴライズされますが、通常と異なるのが口元に極小リップが付けられていることです。これにより速いリトリーブでも水上に浮き上がることなく、水面直下を引いてこれます。
また、風の影響を受けにくい形状なので飛距離が出しやすくなっています。
カラー展開も豊富で、サイズは65mm、85mm、105mm、125mmの4サイズです。

ヘビーショットが【ナブラ打ち】に有効な理由

なぜナブラ打ちでヘビーショットが有効なのか、筆者の見解です。

⚫︎水面直下で引ける
 ある程度、速巻きしても浮き上がらずに水面直下を泳いでくれるので、小魚を演出しやすいです。
 逆に遅巻きでも表層付近泳いでくれて、しっかりレンジコントロールができます。これによりリーフ、シャローで根掛かりも防止します。

⚫︎飛距離
 ナブラ打ちで重要なことはナブラ付近にしっかりルアーを落とし込むこと。狙いたい場所にルアー
 届かなければ成立しないので、飛距離は無視できません。ヘビーショットは風の抵抗をあまり受け
 ないので、飛距離が出やすいです。


⚫︎ナブラのパターンを攻略できる 
 ナブラを発生させている小魚のサイズ、色、泳ぎ方などにマッチさせることができる多彩なライナップがあるので、その時に応じたサイズやカラーを選択できます。

⚫︎擦れにくい
筆者が感じる最大のメリットは擦れにくいところだと強く感じています。
ナブラ打ちでアピール力の強いミノーやバイブレーションで攻略できるパターンもあるでしょう。しかしこれらには共通して、すぐに大型魚に見切られてしまい、擦れやすいというデメリットもあるのです。
ヘビーショットは、強くもなく程よいアピール力でローリングしながらアクションしてくれて、かつ他のシンキングペンシルとは異なるキビキビとした泳ぎによって、大型魚を擦れさせることなく捕食へと誘い込みます。
筆者もヘビーショット使用時に、一度のナブラに対して何回も大型魚を誘い込んだという実体験が多くあります。これはアピール力の強いルアーでは成立せず、単にその時のコンディションの問題などでもない、ヘビーショットの実力だと確信しています。

沖縄南部ナブラポイント

⚫︎三重城漁港周辺
マイクロベイトパターンが多い印象です。
ナブラ発生率が高く、20kgくらいありそうな大型魚が回遊してくる夢のあるポイントです。

⚫︎しおさい公園周辺
かなりシャローなポイントになります。
広いエリアでポツポツとナブラが発生する感じなので、ナブラに対してルアーを投入することが難しいポイントです。

⚫︎美々ビーチ周辺
このポイントは大きな群れのナブラが発生します。回遊してくる大型魚も大きく、個体数も多いです。
しかし釣り禁止の場所もあるようなので、事前に調べたり看板に注意しながら釣行することをお勧めします。
ナブラ発生源はミジュン。

⚫︎喜屋武漁港周辺
ナブラの発生が、日によってバラつきがあります。大きな群れのナブラが発生する日もあれば、全く何も起こらない日も多々あります。
ナブラ発生源はミジュン、ガジュン。

⚫︎港川漁港周辺
河口ということもあり、ナブラが通過する道筋がわかりやすいので、ルアーをナブラに落とし込むことが容易なポイントです。
しかし雨の日の翌日や季節によっては水が濁っていたり、藻類が浮いていたりして、釣果に影響が出る場合があります。
ナブラ発生源はミジュン。

⚫︎与那古浜公園周辺
言わずと知れた有名ポイントです。
回遊してくる大型魚の個体数も多く、釣果を得られやすいと感じています。
しかし有名ポイントであるがゆえに釣り人が密になってしまう場合があります。

まとめ

ヘビーショットはナブラ打ちに最適なルアーです。
サイズ、カラーのラインナップが充実していて使いやすく、遠投性、レンジキープ力、擦れにくさにおいて高い性能があります。
沖縄のナブラ打ちは様々なパターンを攻略しなければ、釣果を得られない厳しい釣りではありますが、その日にあったヘビーショットを選択することで攻略できます。
ナブラ打ちで釣果が上がらない方は一度試してみて下さい。

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